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2010年 10月 01日
前の記事で、自画自賛したパン。今度はローフにして、全粒粉を粉の分量の1/4強混ぜてみたよ。そしてドライイーストの量を半分に減らして、初の冷蔵庫発酵にも挑戦。お昼に仕込んで冷蔵庫で1次発酵、遅めの夜に成形して再び冷蔵庫で2次発酵、朝に焼いて焼きたてを朝ごはんに!という素敵な計画を立てたんだけど、仕込んだ直後に翌日の仕事の依頼が入ったもんだから、急遽、2次発酵は普通に暖かいボイラー室で1時間弱。夜遅くにフラット中にパンを焼くいい匂いが漂ったのでした。ちなみに焼き時間は200℃で余熱30分、パンを入れて15分、180℃に下げてさらに20分。ちなみにレシピの半量で作ったよ。←と自分用にメモ。
で、翌日は朝から晩まで仕事で家で食事をする時間がなくて、さっき、つまりパンを焼いた日の翌々日、やっと食べることができたんだけど..いやあ、ありえないくらい美味しい。大げさに聞こえるかもしれないけど、しみじみと幸福感を与えてくれるパンだったよ。そうだこれからこのパンを幸福パンと呼ぼう(笑。 その昔、カナダ時代に自分でパンを焼いてファーマーズマーケットで売って生計を立てていた妹曰く、短時間で作ったパンは短時間でへたれるけど、時間をかけて作ったパンはその分だけゆっくりとへたれていくそう。これはすぐ腐るとかダメになるとかそういうんじゃなくて、なんていうか、焼きたてってなんでもおいしいじゃない?それが長く続くのがゆっくり作ったパンっていうのかな。たしかそんなこと言ってたはず。 こんなことができるのも、失業保険のおかげよね(笑。フルタイムで働いてたら、貴重な休日使ったりしてこんなことわざわざやろうとは思わなかっただろうし。そもそも平日の昼間に偶然テレビでみたパン作り教室も見てなくて、この白パンレシピにも出会ってなくて、ゆえに私には手間をかける価値があるほどおいしいパンは焼けないって思ったままだったはずで、発酵時間がどうこうとかいう次のレベル(笑)のことなんて眼中になかったはずだもの。そしたら、この時間をかけて作った幸福パンの味を一生知らずにいたかもしれないのよね。ああ、この偶然の重なりに感謝だわ。←だから大げさ(笑。
by chihirock_uk
| 2010-10-01 20:46
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