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2007年 07月 21日
初の本格的写真仕事してきました。
前半は雨の中の撮影だったし、1日中けっこうなハードスケジュールでどっと疲れたけど、バタバタしてたわりに現場の雰囲気もなごやかで、すんごく勉強になることも多く、おまけに一緒に仕事をしたフォトグラファーの人やモデルの人たちと連絡先交換なんかもして「またぜひ一緒に」なんてことになったり、さらに思いのほか良いギャラまでいただき、ありがたやーな1日となりました。 まだフォトショップ作業が残ってるんだけど、これは修理に出してるiMacちゃんが戻ってきてから。実はこれが私にとっては最大の難関になる可能性大。なにごとも勉強っす。 やっぱり好きなことでお給料をいただけるってすばらしい。 こんな風にして生活が成り立つようになりたいなと改めて思ったよ。 撮影開始時間10時なのにその前に打ち合わせと8時に集合。ところがたいした内容の打ち合わせでもなく、しかもすぐ終わってしまい、なんだかなとやや不満。おまけに出てくるだろうと思い込んでたコーヒーも出てこず。うー(笑 その後、もう一人のフォトグラファーと対面。とってもいい人で安心した反面、ファッション写真を勉強されたとのことで、「2人の写真に差がでるかも...」とひそかに焦る。でもここは英国、はったりをかますしかないと腹をくくり、室内撮影のテストをお互いにやってみたりして。 そうこうするうちに9時ちょっとすぎには撮影開始といわれふたたび慌てる。あまった時間にコーヒーでも飲みながら買ったきりテストすらする時間のなかったフラッシュガンの説明書を最後の悪あがきで頭に詰め込もうかと思ってたのに。天気からしてフラッシュ撮影は必須。だから準備万端にしておけばよかったのにな、自分。 事前にこの企画を担当してるコーディネート会社の人とはなんどもメールのやりとりをしてたんだけど、どうも聞いていたのと全然違かったり、段取りが悪かったりで、イラつくこと多発ながらも、撮影現場自体は雨ということを除いてとってもいい感じ。 とはいえ雨。 まだカメラが濡れることが気がかりで、おまけにまだ勝手がつかめず、とりあえず撮るって感じでものの数分で撮影終了。これが2つ目のスタイリングまで続く。おかげでこの2つ分のスタイリングは写真の数が劇的に少ない=最終的に納品する作品を選ぶ選択肢が劇的に少ない。ここで機転を利かせて、雨に濡れないような場所(橋の下とか、立体駐車場とか、ホテルのエントランスとか)で予備のを撮っておくんだったなと大反省。やっぱり数撮ればそれだけいいのが出てくる可能性も高くなるわけで。おかげでフォトショップでどこまで補正できるかがカギとなってしまったよ。 お昼ごろにドカっと降った雨がやんで(道が小川になってたよ)、ぐっと状況が良くなる。フラッシュをカメラからはずして、地面に半寝転んだ体勢になったり、水溜りに入って撮ったりと、調子も出てきた。調子にのって100枚以上一気に撮って、あっという間にフラッシュカードがいっぱいに。調子乗りすぎた(笑 で、カードのデータをPCに移してるときに気づいた。太陽光が強すぎて顔に影が...なんでこんな基本的なことを見過ごすんだ?やっぱりリフレクターこのまえ買っておくんだったな。それよりリフレクター代わりにと一度はカメラバッグに入れた白いピローケース。これは絶対晴れたりしないって思って置いてきたんだけど、やっぱり持ってくるんだった。ロンドンの天気、なにが起こるかわからないことを改めて肝に銘じた次第です。 あと2スタイリング分の撮影で終わりだ。 今度のモデルがとってもうまくて、私がここであれをバックに撮りましょうというだけで、勝手にポーズをしてくれる。しかもこれまた勝手に私がカシャカシャとシャッターを押してる間に微妙にポーズや表情に変化を出してくれるからやりやすい。 今回はロケーションやポージングに関しては依頼元のほうで全部決めると言われてたし、どんなスタイリングやメイクかも聞いてなかったからとくにリサーチもしてなかったんだけど、結局撮影が始まってみると、おまかせでって感じで「えぇー」って困ったんだけど、この撮影で彼女にいろいろ教わった。 そうそう、顔の影対策には持っていたA4の厚紙をリフレクター代わりに使用。ないよりはましだけど、やっぱりリフレクター買わないとと思ったよ。 最後の撮影。 朝雨のなかを撮影したモデルと同じ撮影場所での撮影。空は青いものの光の加減は曇りな感じで満足のいく写真が撮れたと思う。それとやっぱり慣れだね。朝は写真を撮ることに必死でたとえばバックグラウンドのこまかいアラとかに気を配る余裕もなかったけど、この撮影ではファインダーの中から一度にいろんなものが見えるようになった。あとはモデルの人とも時間を重ねることでコミュニケーションをするのが楽になってきたというのも大きいと思う。できることなら朝の分、撮り直ししたいくらいだよ。撮影って実は技術どうこうよりいかに自分と相手がリラックスするかが一番重要かもしれない。頭ではわかってたけど、今日体感して実になった感じだ。 あと。 デジタルでやる以上、やっぱりラップトップは撮影現場には必需品だと確信。そうでなければ最低でも予備の記録メディアとか大量のデータをパソコンを使わずに移動してためておけるものはないと。こういう当然のこともやっぱり頭で理解してても体感しないとピンとこないものなのね。 そうそう両面テープとかそういう小道具的なものも用意しないと。こういうのも最初にいったパートタイムのカレッジコースで習ったのになぁ。 ほかにもいろいろメモしておきたいことがあった気がするんだけど、今思い出せないや。 また思い出したら書き足そう。
by chihirock_uk
| 2007-07-21 12:50
| 写真
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